風羽子の愛のあるお仕置きが描かれた『今日はカノジョがいないから』27話の感想・推しポイント

➡Click here for English edition 推しポイントいけないことを何度行うゆにに愛のあるおしおきをする風羽子ゆにを巡って火花を散らす風羽子と七瀬の静かなる対立風羽子との戦いで情緒不安定に陥る七瀬の苛立ち おしながき『今日はカノジョがいないから』27話の感想最後に 『今日はカノジョがいないから』27話の感想▼https://amzn.to/47yW1ls 風羽子ママのおしおきが大好きですね… 字面だけ見たら、ヤベェ奴だと思われるかもしれない。風羽子はまぎれもなくゆにのママだった。 『今日はカノジョがいないから』27話の魅力は何と言っても、浮気を続けているゆにが風羽子におしおきされるシーンだろう。 ゆにの太ももを可愛がる風羽子の舌使いが生々しい…風羽子の唇も柔らかそうだった。それらが風羽子の魅力を数段引き上げていた。 ゆにの太ももに噛み痕を残す風羽子にドキッとさせられる… まるでゆには風羽子のものだと表しているかのようだった。 思い切り可愛がるだけでなく、ダメなことをした時はとことんおしおきをする風羽子はゆにのママだとしか言いようがない。 彼女との思い出を塗りつぶすだけでなく、ママとの思い出をも塗りつぶすつもりなのかな??? ゆにがママとの思い出を思い出そうとすると、風羽子のことが真っ先に頭に浮かぶようになると。 恋人のポジションも母親のポジションすら奪い取る風羽子はゆにの体・心・環境・人間関係に根付く冬虫夏草だ。 ゆにが風羽子にキスされるた…

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伊緒を巡る女達の大戦争勃発!『映しちゃダメな顔』2巻の感想・推しポイント

➡Click here for English edition 推しポイント伊緒の魅力にのめり込んでいく美沙の寵愛美沙との出会いがきっかけで魅力的な蝶へと羽化する伊緒がお仕置きされる姿伊緒を巡る女達の大戦争勃発! おしながき『映しちゃダメな顔』2巻の感想『映しちゃダメな顔』2巻の特典最後に 『映しちゃダメな顔』2巻の感想▼https://amzn.to/3XMUIvN 伊緒のマネージャー・長谷と伊緒の母親である真麗。伊緒を巡り、美沙・長谷・真麗の思惑が入り乱れ、事態はさらに混沌としていたのが印象的だった。 美沙と伊緒はずっと一緒にいられるのかどうかという想いがドンドン膨らんでいく。 長谷がとにかくヤバすぎるんだけど??? 純粋とか可憐とか御託をほざいてくる長谷がマジで無理すぎる…長谷のほざいた御託を生ゴミと一緒に捨ててしまいたい。 長谷は許されざる者だけど、伊緒も罪深い。 美沙という素敵な女性がいながら、長谷と浮気するとか何しとんじゃ!!ボケェ!!! そんな伊緒を美沙がお仕置きしている姿は見ていて、とても気持ちがいい… 今をときめく女優として皆の関心を集める伊緒が美沙の手によって、無様な姿を晒しているのを見ると、ゾクゾクしてしまう… まるで伊緒は今まで築き上げてきたものが崩壊するのを望んでいるかのようだ。真麗と長谷が築き上げたものが伊緒を苦しめているなら、伊緒が真麗と長谷が築き上げたものの崩壊を望んでいるのも私は納得する。 清楚や純情といった御託が伊緒を苦しめてい…

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創り出せ!自分だけの世界!!『キミが吠えるための歌を、』4話の感想・推しポイント

➡Click here for English edition 推しポイント歌詞が上手くできず、葛藤する晴の手を取り、優しい言葉を投げかける優雨の優しさ歌が好きな理由・歌う意味を見出し、世界の中心で歌を歌う晴の晴れ晴れとした表情曲を作るためにお泊りを提案する優雨とそれに対する晴の反応 おしながき『キミが吠えるための歌を、』4話の感想最後に 『キミが吠えるための歌を、』4話の感想▼https://amzn.to/3XxVpYy 晴のために声を出し、晴のために優しく手を取る優雨の優しさが沁みるぅぅ… 優しい行動をサラッとできる優雨がかっこよすぎるんですが? 歌詞が上手くできなくて悩み続ける晴の手を優しく取り、「1人で抱えなくていい」と言って優雨があまりにも優しい。それに対する晴のうれしそうな表情がマジで可愛すぎる… 晴に歌が好きな理由を聞くために優雨が前のめりになっていくのが印象的。晴のことをもっと知りたいといった感じを受ける。相棒として、優雨は晴のすべてを知りたいといったところか。好きだからこそ、優雨は晴のことを放ってはおけない。 クールなビジュアルと優しさを兼ね備えた優雨は本当に魅力的な女の子だと実感する。晴が心の底から歌を歌えるように優しく手を伸ばす。 相棒だから頼って良いと優雨は言っていたけど、晴に頼ってほしいと思っていたのかなと思わなくもない。サラッと優しくかっこいい言葉をかけられる優雨にあこがれる。 優雨みたいな存在がいたら、学生時代どれだけ楽しかっただろうか。…

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【感想・考察】いろはがやらなきゃ誰がやる『できそこないの姫君たち』23話

👉Click here for English edition 推しポイント恋に落ちた瞬間のいろはの表情泉が幸せになって欲しいと願ういろはの葛藤決めポーズを決めるいろはが描かれた扉絵 おしながき『できそこないの姫君たち』23話の感想最後に 『できそこないの姫君たち』23話の感想▼https://amzn.to/4gDju9p 恋するいろはがマジで可愛い!!! 幸せな恋を夢見るいろはの表情が本当に活き活きしていた。 『できそこないの姫君たち』23話における主人公はいろは。幸せな恋を夢見る瞬間だけでなく、泉に恋するいろはの表情も魅力的に映っていた。 いろはが恋に対するイメージが現実と全然違うことを目の当たりにした瞬間の表情が重い… 泉が幸せになって欲しいと葛藤するいろはが印象的。 だからこそ、泉に恋するいろはが魅力的に映るのかもしれない。 いろはは泉の幸せを願うのではなく、泉を幸せにさせるために動くといったところか。 いろはの優しさに触れた泉の瞳に光が宿っていたような。いろはと接していく中で泉がどのように変化したかについても丁寧に描かれていたのも見どころの1つだと思う。 叡山電車が出ていたけど、きららが頭によぎる。『星屑テレパス』をはじめ、数多くのきらら漫画がコラボしていたせいか。2024年の春には、『ささやくように恋を唄う』ともコラボしていましたね。漫画家の方にとって、叡山電車とのコラボは1つの夢なのかもしれない。 最後に『できそこないの姫君たち』23話はい…

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【感想】沖縄に向けて駆け上がれ『NIJIGASAKI MOUNTAIN』

推しポイント沖縄出発直前に不安を抱えるかすみんのリアクションの数々かすみん発案の遠足を満喫するランジュのリアクション最後に全てを持っていくしお子 特にどんな方におすすめかニジガクメンバーを引っ張っていこうとするかすみんを見たい方ランジュのエネルギー溢れる姿を見たい方 感想高尾山で団体行動ができるかどうか不安に感じているかすみんのリアクションがかわゆい… 個人的にしお子が美味しいところを持って行ったと思う。しお子が話を落としていくところが個人的に好き。 『NIJIGASAKI MOUNTAIN』の主役はかすみんだけど、そんなかすみんの魅力をしお子が上手い具合に引き出していた。 かすみん・しず子・あゆぴょんが煩悩を吐露する姿もなんか良いなぁと。1人1人の煩悩がガチ過ぎる。しず子とあゆぴょん、重いよ… 離れ離れになった彼方ちゃんに優しくするランジュも個人的に好きなシーン。 劇場版でニジガクメンバーは沖縄に行くわけだけど、今回の同人誌は沖縄出発直前の話を表現した1冊といった感じ。完結編の三文字はどうしても重く映る。『ラブライブ!シリーズ』全体を通して見ると、大きなサプライズがいくつも待っているわけですが。 高尾山といえば、『君と綴るうたかた』を思い出してしまう。 『きみつづ』でも主人公の雫が高尾山を登るシーンがあった。作中全体を通して見ると、繊細な心理描写や現在(いま)を生きる姿が丁寧に描かれているのも印象的。 かすみんのリアクションを中心にニジガク…

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【感想】斬っても斬れない関係『戦国ニジガクフォース』

推しポイント戦国時代を駆け抜けるニジガクメンバー達の活躍戦国時代と現代におけるかなしずの百合刃鳴り響くしずく達の剣戟 特にどんな方におすすめかかなしずの百合を堪能したい方しずく達の剣戟が見たい方愛すべき家臣達に翻弄されるかすみんを見たい方 感想クマ5号先生が描く日々鍛錬を積み上げるしず子と陰から見守る彼方ちゃんの百合が本当にイイ! 表紙を飾るしず子と彼方ちゃんの百合が『戦国ニジガクフォース』における1番の魅力だと思う。元ネタは「エイエ戦サー」と「Silent_Blaze」。 クマ5号先生といえば、せつかりのイメージが強かったので、かなしずの同人誌を出してくるのが新鮮だった。 クライマックスの時にしず子が彼方ちゃんに対して叫び声を上げる姿は愛だったな… 彼方ちゃんの包容力も大きかった。しず子にお姉様と呼ばれて悶える彼方ちゃんも印象に残った部分。その気持ち、よく分かる… かなしずがメインだけど、他のニジガクメンバーの個性もしっかり際立たせていたのも『戦国ニジガクフォース』の魅力だ。かすみんが愛すべき家臣達に頭を悩ませている姿が面白いなと。 剣戟を繰り広げるしず子達もカッコよく映っていた。バトルシーンが見られた点もクマ5号先生がこれまで出した同人誌を振り返ってみると新鮮に感じる。 せっつーの必殺技を見てると、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 紅蓮の剣姫~フレイムソード・プリンセス~』が頭によぎった。本当にアニメ化しないかな…『紅蓮の剣姫』。…

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【感想・考察】『できそこないの姫君たち』22話~戀の終わり~

👉Click here for English edition おしながき『できそこないの姫君たち』22話の感想戀最後に 『できそこないの姫君たち』22話の感想▼https://amzn.to/3AKgw2m 『できそこないの姫君たち』22話の魅力は2度目の失恋を経験し、新たな一歩を踏み出そうとする泉の表情。 『でき姫』22話における主役は泉。七姫の親友であり続けようとする泉の表情の変化とセリフが印象に残る。 涙を浮かべる泉を見ると心が締め付けられるものの、ラストにおける泉の表情はいどこか晴れやかに映る。 泉の表情をたくさん見ることができるけど、やはりラストにおける泉の表情が一番好きですね。 葛藤・不安・悲しみ・喜び・安心・決意など、泉のさまざまな想いが1話の中に凝縮されている。 吹き出しとセリフからキャラクターの真っ直ぐな気持ちや温かみなんかも表現されているような。 キャラクターの見せ方が秀逸だと『でき姫』を読んでいて実感する。 戀『でき姫』22話の扉絵は泉の失恋について表現されていた。 19話の扉絵に対応している形になりますね。19話の扉絵にも、22話で描かれていた花が登場していた。 花弁が散る様子から泉の恋が散ったことを想起させる。 戀は恋の旧字。心が引かれる様子・心を断ち切れない様子を表現している。上の部分は簡単にほどけないもつれた糸を意味する。 少し調べてみると、漢字の成り立ちについては諸説ある的なことが書かれていたけど、クイズとかだと語源問題・由来問…

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【感想】『好きじゃなくて大好きなんです!』~レイとクレアに対する愛が詰まった1冊~

おしながき『好きじゃなくて大好きなんです!』とは感想最後に 『好きじゃなくて大好きなんです!』とは 『好きじゃなくて大好きなんです!』は2024年における夏のコミケで頒布された『私の推しは悪役令嬢。』の合同誌。 レイとクレアの百合を描いた漫画6本に加え、イラスト1枚が収録されている。 参加している作家陣は以下の通り。 除夜(@karugamo315)またろう(@matarou1996)きこりの(@kikorino_lily)雪弓(@xufi2468)アッチュウ(@achu10273)おん痔(@onji_heidi) 主催はおん痔先生。過去に『ラブライブ!スーパースター!!!』の合同誌なども頒布されていますね。 『わた推し』でおん痔先生の作品を目にするのは正直ビックリ。『ラブライブ!シリーズ』のイメージが強かったせいか。 夏のコミケに『わた推し』の同人小説や『ささやくように恋を唄う』の同人誌も頒布していたサークルがあったのにも驚いたけど。 感想 表紙除夜またろうきこりの雪弓アッチュウおん痔 表紙きこりの先生が担当されている表紙。 レイとクレアが互いに近づけ合っている姿から距離の近さが感じられる… 手を取り合い、真っ直ぐな眼差しを向けるレイとクレア。2人共優しい表情なのが良いですね。 箔押し加工がされていて、2人だけの世界といった感じを際立たせる。細かな部分においてもこだわりが詰まっている。 表紙を見た時、『ささやくように恋を唄う』9巻・10巻の特装版に付…

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【感想・考察】『できそこないの姫君たち』21話における七姫の回答

👉Click here for English edition ▼https://amzn.to/473WsUw 泉が七姫に恋愛感情を抱いていることを理解した七姫が1つの回答を出す話だった。 親友以外の感情を持てないと告白する七姫から辛さが滲み出ていた… 泉の望みを叶えられないこと・泉を傷つけてしまうことを理解しているからこそ、七姫は涙するわけで。何度も泉を傷つけていたのかもしれないという想いが七姫の心に渦巻いていた。 『できそこないの姫君たち』21話における七姫と泉を見ていると、辛くなる… 七姫の心の中で奏の存在が大きくなっているのがよく分かる。 人の気持ちに全て応えるなんて到底無理な話だ。多くの人達を惹きつけている七姫は1人の人間。七姫にだってできないことはある。 泉の辛さもリアリティに溢れていたと思う。本音を伝えることができなかった辛さ・申し訳なさが泉のセリフから滲み出ているような。泉がもっと早く七姫に真実を伝えていたら、どんな運命が待っていたのか正直想像がつかない。少なくとも、七姫達のグループに大なり小なりの影響を与えていたのだろう。泉はそれを感じ取っていたからこそ、七姫に告白できなかったのだと私は解釈している。 後半の読み手を泣かせにくるような描写がこれでもかというくらい押し寄せてきた話だった。七姫と泉が正面から向き合う姿は見ていて、胸を締め付けられた… English edition※This English is a machine translation.※ …

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『あさぎ色のサウダージ』8話後編のラストにおける蓮が優し過ぎた

予測はしていたけど、直己の裏切り行為がクソ過ぎた… まつりを待つわけがないというのはまつりの現状を見れば察することができるけど… 8話前編から辛いシーンが続いたせいか、ラストにおけるまつりに寄り添う蓮が優し過ぎたな。 『あさぎ色のサウダージ』8話は全てを吐露したまつりを優しく包み込む蓮が見どころだと思う。 蓮に何度も謝るまつりがあまりにも生々しく、あまりにも痛々しい。 個人的には、蓮とまつりには幸せに生きて欲しいという想いが強いな。直己の裏切り行為は決して許されるものではなく、忘れる方がどう考えても無理なのは分かるけど。 直己の仕返しのために漫画を描くことが果たして楽しいことなのかという疑問が。ダメと言っているわけではないんだけど、どうしても複雑な想いが頭によぎる。漫画や小説にどのようなメッセージを載せるかは漫画家によって変わってくる。まつりの悲しみ・怒りを漫画に載せるというのは間違ったことではない。 複雑な想いを抱いた理由は漫画は読み手をハッピーにさせることが大事という考えが強過ぎるから。人によっては、その考え方に対して否定的な考えを抱くのかな? 直己はこよみに真実を隠し続けているだろうけど、こよみはいずれ真実に辿り着く。嘘は良くないのである。直己の母親は真実を知った時、どのような行動を取るのか気にならなくも。 個人的に誰かの顔色を伺って誰かの都合のために生きているというまつりのセリフは印象に残った。多くの人間が他人の顔色を伺いながら生きているから。誰かの顔色を伺わずに生き…

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