【感想】『忘れえぬ魔女の物語』~大好きな人と過ごす特別な「今日」を求めてどこまでも~
「今日」を何度も過ごす少女の活躍を描いた『忘れえぬ魔女の物語』。今回は『忘れえぬ魔女の物語』の感想を紹介します。【目次】1.基本情報2.『忘れえぬ魔女の物語』の感想3.『忘れえぬ魔女の物語』の魅力4.最後に
1.基本情報タイトル『忘れえぬ魔女の物語』著者宇佐楢春(@lazulite_drop)イラストかも仮面(@sangsilnoh)出版社SBクリエイティブ文庫レーベルGA文庫発売日2021年1月14日ISBN-104815607702ISBN-13978-4815607708配信【ブックウォーカー】etc『忘れえぬ魔女の物語』におけるテーマを挙げるとするなら、「今日」「仕組まれた未来」「タイムリープ」。百合とSF要素、学園モノを組み合わせた1冊に仕上がっています。ストーリーをザックリ説明すると以下の通り。主人公の綾香は「今日」を繰り返す世界で生きる女の子。 高校で未散(みちる)と出会う。未散は綾香に魔法使いになるとカミングアウト。 未散との出会いが綾香の運命を大きく変える!綾香が未散と一緒にいるために「今日」を生き、最高の未来を掴み取ろうとする様子が描かれているのが特徴的ですね。2.『忘れえぬ魔女の物語』の感想『忘れえぬ魔女の物語』はありかなしかで言ったら、ありだと思う。綾香と未散のやり取りが甘酸っぱく、そして尊い…繊細かつ甘い百合あり・謎解き要素ありと読み応え十分な1冊なんじゃないかなと。物語をいろいろ考察したいといった方にはうってつけ。綾香視点で話を追っていくと話を追っていきやすい気がする…