【感想】『わたなれ』(アニメ)2話~すべてを塗り替えるラストシーン・1話放送後のあとがきについて思うこと~

『わたなれ』(アニメ)2話の感想を紹介することに。


もくじ

『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』2話(アニメ)の基本情報・内容

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タイトル『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』2話 (アニメ)
サブタイトル初めてのキスなんて、ムリ!
放送日2025年7月15日
原作みかみてれん(@teren_mikami)
漫画むっしゅ(@omu001)
キャラクター原案竹嶋えく(@takeshimaxfj)
出版社集英社
脚本荒川稔久
絵コンテ内沼菜摘
演出中村侑登
総作画監督塩川貴史、森谷春樹
アニメーション制作studio MOTHER

あらすじ

親友か恋人かを決めるため、真唯と格闘ゲームで勝負するれな子。熱いバトルを繰り広げるれな子と真唯。絶対に負けられない戦いがそこにある。親友の素晴らしさ・恋人の素晴らしさをわからせるため、雌雄を決する運命の双子たち。週末のお出かけに襲い掛かった突然の土砂降り。運命のいたずらがれな子にとんでもないサプライズを…初めてのキスとは一体???魅力的な女の子たちの運命を大きく狂わせるファムファタルこと甘織れな子の日常は、さらにスピードを加速させる。


『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』2話(アニメ)の感想

いやいやいや…クオリティ滅茶苦茶良くないですか???


期待のハードルを軽々と超えてくる。夜遅くまで待った甲斐があった。キャラクターの心理描写良し・クスッとさせるネタ良し・テンポ良し・入浴シーンのインパクト良し・れな子と真唯のファーストキスシーン良し・紫陽花さんのリアクション良しと面白さのバーゲンセールだった。


これが百合のグッドスタッフというやつか…


真唯が恋人としたいことの情報量が多すぎる!!モザイクかかってたし!?何をしようと思っていたんだ!!オイ!!!ここはアニメじゃないとできなかったシーンの1つだと思う。アニメーションと中村氏の演技が相まって、より面白いものに。


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極めつけはホテルでの入浴シーン。この入浴シーンに全てを持っていかれた…文字通り、真唯色に染め上げられていたな…バケツ一杯の真唯のペンキを真っ白なキャンパスや外壁にバシャッ!!とかけるような感じだ。


浴槽でのやり取りを見て、「きゅうしょにあたった。こうかはばつぐんだ。たおれた!」といった一言に尽きる。


れな子の言うとおり、入浴シーンまでに繰り広げられていた出来事がすべておまけ・前座と化していた。ただ単にドキッとさせるだけではなく、れな子と真唯の複雑で繊細な心理描写をバッチリ押さえている。恋人・親友についていろいろ考えさせられる。


ラストのためにいくつものジェンガが積み上げられていた。ラストは真唯による攻め攻めのキスで高く積み上がったジェンガが崩れていくと。れな子が真唯のしたいことを反芻するシーンは、情報量が多すぎるわ。


友達同士だと、遊びでキスするみたいなことをれな子は言っていたけど、真唯本人は遊びでキスしているわけではない。本気のキスをしていたのだ。好きな人と繋がっていたいという想いをキス1つ1つにぶつけている。真唯を本気にさせるれな子が悪いんだよ。


遊びじゃないんですよ。もう一回言いますよ。キスは遊びじゃないんですよ。


れな子の友達同士のキスはノーカンという言葉に説得力はなかった。恋愛感情のない友人とキスなんて、私は嫌だ。ノーカンなんて通るか!そんなもん!!真唯も好きでも何でもない相手にキスするわけないだろ!!!


2話の入浴シーンでのやり取りは、人によって考え方が異なりそうだ。ここが『わたなれ』が合うか合わないかどうかの分かれ目の一つになるのかなと。


1話の時もそうだったけど、入浴シーンの描写の気合が半端じゃない。限界まで攻め込んでいる。顎が外れそうになるわ。榛名山の溝にタイヤを落とし込み、限界ギリギリの神風走法でドリフトを決めるようなもの。


格闘ゲームでれな子に勝つために対策していたことを踏まえても、真唯の恋心は本物だったと思う(真唯の言動を見て、プロゲーマーのときど氏やネモ氏が頭に浮かんだ)。格闘ゲームに慣れているであろうれな子に勝つため、真唯は相当練習していたことを想像させる。真唯は才色兼備な女の子と思いきや、人の見えないところで努力を積み重ねる努力家だ。天性のものもあるかもしれないが、完璧超人というわけではない。恋愛でも苦戦しているし。厳密な意味で、真唯とれな子に大きな差がないと解釈している。


真唯が母親のことについて話していた時、周囲の期待に応えるためにいろいろ苦労していたことを察することができる。誰からも羨まれ、王女のような振る舞いを求められ続けていたことに嫌気が指していたのは確か。高校に入る前から繋がりのあった紗月さんに対し、ライバルとして振る舞い続けていたし。真唯の発する「いなかった」という言葉は、重みがある。紗月さんも本当の自分を見てくれない人間の1人とカウントされるのは、いろいろな意味で辛すぎる。香穂ちゃんも真唯のファンといった側面が強いし、紫陽花さんも笑顔しか出さないし。れな子と真唯だけが本当の自分を見せ合える関係だ。


『わたなれ』2話における入浴シーンはいろいろなものが凝縮されていて、見ごたえ十分だったと思う。


れな子が本当に好きだったりするのかと真唯に問いかけた後、真唯が驚くシーンがあったけど、コミカライズ版だとれな子の母親が心配そうにしていた場面が描かれていたりする。原作やコミカライズ版と見比べ、違いを楽しめるのも良いなと。えく先生の作風を意識したれな子の母親が美しい…これが見られるのも、アニメの良いところな気も。むっしゅ先生の描くれな子の母親も捨てがたいけど。


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電車が走っているシーンの後、真唯がれな子の母親に挨拶するシーンもクスッとした。蝶特急な展開というやつか。『わたなれ』のアニメは、プロップを活かした演出が巧みだ。1話における飛行機の描写といい。末永くとか結婚の挨拶じゃん。れな子、どんだけ信じられていないんだよ。これだけ信じられていないのは、れな子か『BanG Dream! Ave Mujica』の海鈴か。誰となら、信じ合えるんだ?甘織れな子よ。


れな子が恋人を取り扱いの難しい爆弾みたいなものと評していたけど、親友も取り扱いの難しい爆弾のような存在だったりするぞ。何が原因で関係がこじれるか分からないし。場合によっては関係を修復するのが無理なことも…親友だから、楽とかそういう話ではない。人間は難しく、単純じゃない。親友の方が楽といった感じの言葉を聞くと、親友・友達といった関係を甘く見ていないか???真唯も紫陽花さんも紗月さんも香穂ちゃんも心がある。感情がある。れな子の一言で傷つくことだって…適度な距離って何??れな子は適度な距離を保てているの?誰に対しても見えない壁を作っていたような。どんなゲームで遊んでいたかを紫陽花さんに話そうとしなかったし。


れな子は傷つくことが怖いんだ!!だから、自分を陽キャに見せようとする。自分を偽ろうとした。真唯の前だと自分を偽ることができないから、真唯の言動に困惑するんだ!!!人と付き合うことに対し、臆病になっているんだ!!!!


『わたなれ』という作品は「本当の自分を見せ合える関係性」「本当の自分を見せる怖さ」といったものについて掘り下げられているような印象を受ける。他者を知り、自分はどのように感じるか。自分のことを他者に知られ、自分はどのように感じるか。本当の自分を見せることにより、それまで積み上げたものが崩壊することだって全然ある。アニメ1話・2話を通して、「本当の自分」という一言が強調されていたように思うのだ。


れな子の望んでいること、恋人でもできるし。親友を楽しませるという言葉にモヤッとする。上手く言葉にできないけど。


最も、真唯を守ろうとしたれな子は不器用だけど、どこかカッコ良くも映る。不器用だけど、全力で走る姿が甘織れな子という人間の魅力の一つではないだろうか。真唯はそういった一面にも惹かれたのかもしれない。作中における真唯は、れな子にエスコートされるのを嬉しそうにしていた。ずっと誰かをリードし続ける日々を送っていたことが想像できた。王塚家を担う存在として。


台場でれな子と遊ぶ真唯は、本当に生き生きとしていた。そんな表情を家や仕事場で見せられなかったのかな。ソトヅラ抜きの付き合いって良いなぁと思うばかり。


れな子と真唯が満喫していたVRの描写も妥協していなかったのにびっくりだ。ここまでやりますかと。ロボットの描写とかマジかと言いたくなるわ。れな子と真唯のいた商業施設の近くにあったロボットのオブジェの元ネタ、ユニコーンガンダムでは?髪留めやリボンを外せば、真唯はデストロイモードになるとでも言いたいのか。王塚真唯の心という名のラプラスの箱を開けてしまったれな子。これはもう、運命としか言いようがない。王塚真唯という名のメビウスの輪から抜け出せなくなったも同然だ。


れな子と真唯が飲んでいたレモンジュース。レモンの花言葉は「誠実な愛」だ。真唯はれな子と真面目に付き合いたいということを感じさせる。れな子は真唯の誠実な想いに十分応えられていない状態。親友だからノーカンといった言葉は、真唯を傷つけるような言葉だったのではないだろうか。れな子の同意なしにキスをしたことが褒められた行為だったかと聞かれたら、疑問符が浮かぶ。誠実な愛情を伝えたいというのはわからなくもないけど。


また、レモンは酸味だけでなく、苦みもある。キスがレモンの味みたいなことを聞くけど、時には苦さを感じるのかもしれない。れな子と真唯の上手くいかない部分は、レモンの持つ苦さといったところか。


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れな子の脳内における辛辣な紫陽花さんが面白い。れな子の心をグサグサ刺す言葉のナイフが鋭すぎるわ!!「ㇵッ!キモッ!」とれな子をdisる紫陽花さんも悪くない。紫陽花さんのリアクションも素晴らしいものだった。天使の紫陽花さんの癒しがあるからこそ、辛辣な紫陽花さんの破壊力が増すというもの。


最高の時間を過ごせて良かったな。


EDもおしゃれだし、作品の世界観もしっかり表現されているし。EDムービーでは、物語を振り返ることができた。花取さんが活躍してるよ…ここも個人的に良いなと。ハンドルを切る花取さんカッコいい…イニシャルHというやつか…榛名山で溝落しをやるのか!?


『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』1話(アニメ)放送後におけるみかみてれん先生の投稿について

『わたなれ』のアニメ1話が放送終了した後、みかみてれん先生がX上に興味深いポストを投稿していた。ポストの内容は原作者のアニメとの関わり方・アニメのテンポ・内沼監督のこと・OPの計4つ。アニメ1話を見て、えく先生の作風をリスペクトしていただけではなく、話のテンポ・演出など、細部にわたってこだわりがつまっていたことを感じた方が多かったのではないだろうか。みかみてれん先生はアニメのスタッフの方々と密にコンタクトを取っていたことをポストの内容から察することができた。脚本会議・コンテ打ち・アフレコ・決起集会に携わったりと、みかみてれん先生の気合を十分感じ取ることができたのではないだろうか。


原作のあるアニメを成功させるためには、原作者とアニメのスタッフのコミュニケーション・連携を密におこなえるかどうかが大事だと思う。認識の齟齬がある場合、成果物のクオリティが十分なものにならない可能性もあるし。原作者が「こんなはずじゃなかった…」となっては目も当てられない。視聴者。特に作品・原作者のファンの方たちは作品・原作者の味方であることが基本だ。その愛が強すぎたり、明後日の方向に向くと、アニメ制作会社などを痛烈に批判するといった事態に発展する可能性もある。やり過ぎると、悲劇的な結末になってしまうことを多くの方が実感しているのではないだろうか。私自身、期待や想像と大きく異なるものを目にした際、言葉に迷ってしまう。


昨今は原作に沿って、アニメを制作することが求められているような気がする。ずっと前からだと思うけど。原作が完結していない・地上波では再現することが不可能・他の媒体と異なる展開で進めることが至上命題といった場合を除けば、原則として原作通りに物語が進行していく。原作通りといっても、表現する媒体が異なる以上、原作との変更点が生じることは避けられない。完全に原作通りにやれと言うなら、ボイスコミックという選択肢に行き着く。最も、コミカライズ版のないライトノベルでは、ボイスコミックでも原作を完全再現できるのかどうか疑問だ。『わたなれ』の場合、コミカライズ版があるので、ボイスコミックを出すこともできなくはないと思うけど、アニメのようにキャラクターが生きているような感覚を100%味わえるかどうかは疑問符が残る。


予算と時間の許す限り、みかみてれん先生が携わっていたのは、正直ビックリだ。いくつもの作品を掛け持ちしていたことを考えると、ヘビースケジュールだったのかもしれない。どれだけ大変だったかは想像できん。初めてのアニメ化を成功させたいという強い意思がポストの内容からビシビシ伝わってくる。これほどまでに心強い原作者は中々いない気がする。目を通してないものは、基本的に1つもないというのは単純にすごすぎるだろ???読んでいて、マジか!?と言いたくなるわ。いや、むしろ…これが当たり前に思えてきた。原作者がどこまで関わるかは、作品によって異なるかもしれないですが。


みかみてれん先生がアニメ制作に携わることを楽しんでいるのが本当に良いなと感じた。原作者がアニメに携わることを楽しめているかどうかも、作品の面白さに跳ね返ってくるのだろうな。事実、『わたなれ』のアニメ1話は面白かったし。想像以上のクオリティに感動すら覚えた。「ここまでのものを送り出せるとかすごい!」と素直に声が出る。仕事って、そこに携わる人たちの心が一つにならないと良い仕事ができないのかなと思うばかり。


作品をより深く楽しむためのポストが投稿されることにより、原作・コミカライズ版・アニメをもっと楽しめる。みかみてれん先生は原作の表紙・原作の有償特典などに対し、熱のある告知をおこなうことも。アニメ放送後のポストをはじめ、普段のポストからファンを楽しませるということを強く意識しているクリエイターと言えるのではないだろうか。この姿勢は創作活動に関わらず、多くの場面で参考にしたい。プロモーションなんて、創作活動に限った話ではないし。


コメディシーンに対する熱い想いを知ることができたのも良かった。アニメに限らず、原作・コミカライズ版においてもコメディシーンで見る者をクスッとさせる。原作で繊細な心理描写などを表現し、コミカライズ版・アニメで細かな描写などを補完する。各媒体をうまい具合に補完し合う愛された作品だということを実感できるわけで。1話1話が本当に密度が高い。限られた時間をここまで濃いものにできるのかと言いたくなる。


初めて、監督を経験する内沼監督について触れられていたけど、饒舌に語られていたな…原作を強くリスペクトしていることがよく分かった。何度も言うけど、アニメの内容から察することができる。内沼監督をサポートする布陣も完璧だし。


『仮面ライダークウガ』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『鳥人戦隊ジェットマン』などに携わっていた荒川氏がシリーズ構成・脚本を担当。特撮に対する造詣が深い方のなかには、「マジか!?」と感じた方も多かったのではないだろうか。『わたなれ』7巻のあとがきにおいても、荒川氏について言及されていましたね。『魔進戦隊キラメイジャー』において、百合の描写を落とし込むなど、百合に対する想いを感じ取ることができなくも。ヒーロー・ヒーローをサポートするヒロインと警察官・怪人・一般人それぞれのドラマを『仮面ライダークウガ』で表現していた。『わたなれ』も個性的なヒロインたちが活躍する作品だ。群像劇を描くうえで培われたノウハウが『わたなれ』のアニメでも活かされているのかなと感じなくもない。そんな荒川氏が内沼監督をサポートするとか、鬼に金棒といったところ。戦うトレンディドラマと評される『鳥人戦隊ジェットマン』も複雑な四角関係など、『わたなれ』に通ずる部分があるようなないような。


内沼監督の手腕もあって、れな子がよく動く動く。これこそ、アニメじゃないと味わえないものだと。内沼監督の仕事はGJだ。初めての監督とは思えない。


キャラクターの見せ方は、『To LOVEる -とらぶる-』『ロックマンエグゼ』などに携わった加戸氏のアドバイスも活かされているのかなと。『To LOVEる -とらぶる-』『ロックマンエグゼ』は『わたなれ』同様、キャラクターの魅力が物語の面白さに直結する作品だ。愛されるキャラクターを見せられるかどうかが評価につながるのではないかと、私は解釈している。どうせ、限られた時間でアニメを見るなら、愛せるキャラクターの活躍を思う存分楽しみたい!!多くの方がこのような考えを抱いているのではないだろうか。


れな子が魅力的かどうかで、作品の価値が決まると言っても過言ではないと触れられていたけど、私も同感。主人公が魅力的かどうかが重要だということは、『わたなれ』に限った話ではない。どの作品においても、愛される主人公であれという考えは、共通していると思う。主人公を愛せない・共感できないとなると、選択肢から外れてしまう場合も…愛される主人公ではないことが絶対いけないとは言い切れないかもしれないが。主人公、『わたなれ』のれな子は読み手の視点に寄り添う存在だ。多くの読み手がれな子の視点に立ち、れな子たちの日常・変化などを追っていく。紫陽花さん・紗月さん・香穂ちゃん・遥奈と魅力的なキャラクターが何人も登場するけど、どこまで行っても、れな子の物語・れな子と真唯の物語であることに変わりはない。


れな子がいるからこそ、真唯たちの輝きが増していく。逆に、真唯たちがいるからこそ、れな子の輝きがましていくのだ。どのキャラクターも、基本的に異なる個性・強みを持つ。各キャラクターの個性・強みが相互に働きかけ、印象に残るシーン・セリフなどが生み出される。『わたなれ』に触れると、愛されるキャラクターづくりが重要だということを学ぶことができる。そのためには、キャスト選びも重要なのだろう。れな子たちのパーソナリティーと各声優さんの声がマッチしている。声質は変えられなくても、各キャラクターに合わせて、雰囲気や演じ方などを変えていく。これが声優という仕事・これがプロといったことをれな子たちの声から実感する。いろいろなアニメを見ると、声優という職業の凄さ・難しさなどを何となく感じ取れなくも。誰にでもできる仕事ではない。


『ささ恋』のアニメにおいても、上田麗奈氏が出演していていたけど、『私に天使が舞いおりた!』のみゃー姉とは違うだろと1人感じていたし。『アオのハコ』『鬼滅の刃』のアニメで、それがより強くなった。


紗月さんの声を聞いても、紗月さん=『機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタみたいなことにはならなかったし。


1話の感想でもOPを評価したけど、えく先生が携わっていたのはビックリ…これは嬉しいサプライズだ。キャラクターデザイン担当自ら現場に出陣ですか。作品づくりに妥協しない・できないといった感じを受ける。今後も、こういったケースが増えていくのだろうと感じた。『わたなれ』のアニメ制作の現場は一体どうなっているのか。いろいろ考えることはあるけど。


アニメを制作する際、考えないといけないことが山のようにあると思う。その際、信じられないような労苦がみかみてれん先生たちに襲い掛かっていたのかなとか想像することも。時には、シビアな評価になることもあるけど、楽しい時間・体験などを送り届けているクリエイターの方たちに感謝の気持ちを忘れないようにしている。ラノベも漫画もアニメも1人では楽しむことができない。


みかみてれん先生・竹嶋えく先生・内沼菜摘監督・荒川稔久氏・加戸誉夫氏をはじめ、何人もの人たちが『わたなれ』のアニメ制作を楽しんでいることが感じ取れる『わたなれ』アニメ1話のあとがき。まだ読んでいない方はぜひぜひ読んで欲しい。


『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』のSNS運用について


『わたなれ』のTiktokアカウントが開設されている。アニメの予告だけではなく、作中の見どころとなる場面を投稿することにより、Tiktokの視聴者に対し、興味を促している点が特徴。アニメ・ドラマなどの見せ場を短時間で伝え、リアルタイムでの視聴・動画配信サービスでの視聴を促すこともできなくは。先行視聴会の衣装と、声優さんのファンに向けた動画もあった。世界全体のユーザー数が15億人を超えているみたいな記事を目にした。想像以上にユーザー数が多く、ビックリ。短時間で『わたなれ』のアニメの見どころをわかりやすく伝えていたと思う。


OPの「ムリムリ進化論」もTiktokでどのくらい拡散されるのか気になるところ。作品の世界観やれな子のパーソナリティとかが反映されているいい曲だし。疾走感や全力といった感じが上手く表現されている。歌い出しとか口にしたくなるような歌詞に仕上がっているのかなと感じた。そういった部分も楽曲が拡散されるどうかのポイントなのを実感する。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」をはじめ、CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」、超ときめき♡宣伝部「最上級にかわいいの!」など、Tiktokでとんでもない再生数を記録した楽曲などを見てると。つい口ずさみたくなる歌詞は正義。後は踊りたくなるかどうかですか。


X上でOPについて興味深い話を目にした際、「あっホントだ!」となって、膝を叩きましたね。計算され尽くしている感じがして、パーフェクトにすごいとしか言いようがなかった…


「ムリムリ進化論」のMV、ヤバすぎなかったですか???『わたなれ』や甘織れな子という人間について見事なまでに落とし込まれている。こだわりが詰まりに詰まっていて、すげぇ…としか…MVでもえく先生のイラストが見られるとか神ってる!!2次元、3次元での表現、複数人のイラストレーターが参加と宝箱のようなMVだ。


ちなみに、YouTubeに公開されているティザーPVの再生数は、2025年7月12日時点で約32万回。本PVの再生数は約22万回だった。


えく先生の『ささ恋』もTiktokアカウントが開設されている。2025年7月12日に目を通した時点だと、PVが約12,600いいね付いていた。再生数は92800回。夏祭りデートのボイスコミックは、Youtube上で約29万再生されている。ティザーPVとPVもYouTube上で数十万再生されているのを見て、期待が高かったのかなと感じた。『ささ恋』のOPはオシャレだし、EDもひまりやローレライの雰囲気に合っていたし。これはこれで良い。



X上で、『わたなれ』のコミカライズ版が原作1巻の内容を2025年7月24日まで無料公開と、アニメを見た視聴者の熱を冷まさせない意思を感じられなくも。こういった攻めの姿勢も大事になってくるのかと実感するばかり。アニメを見て、原作を購入するかどうかの意思決定もできるし。原作があってこそのコミカライズ版・アニメですからね。まず、1巻を手に取らないと始まらない。コミカライズ版を読むと、原作再現をここまで行っているのかとビックリすると思う。


1話放送終了後、Xでもトレンド入りしていたし、出だしは好調だったのではないだろうか。昨今の番組を評価するポイントは、視聴率や円盤売上だけではなく、X上でトレンド入りしたか・各種動画配信サービスでの再生数なども入ってくる。視聴率と一口に言っても、いろいろある。どの年齢層に視聴されているかなども踏まえ、グッズ展開とかも行うのかなと感じたりした。雑誌のアンケートもそういった一面もありそうだ。


番組やタレントがX上でトレンド入りしたことを言及するのは、トレンド入りも評価の指標に入れているといったことを予想できるのではないだろうか。


『地獄少女』が深夜に放送された際、5.2%の視聴率を記録したことが取り上げられていたけど、深夜アニメで4%、5%を超えるといったことは早々ないのが分かった。『わたなれ』のアニメは一体どのくらいの視聴率だったのかも正直気になる。


後、週刊少年ジャンプで『わたなれ』のアニメが告知されていたそうですが、ジャンプ読者からの流入も期待していたのかなと感じた。2024年4~6月の算定期間における発行部数が約109万部であることを知ったけど、決して低い数字とは言えないような。コンビニとかでも『わたなれ』が認知されるきっかけを作る集英社、流石としか。『わたなれ』の間口の広さにビックリだ。


れな子と真唯がプレイした「GEAR FIGHT」の元ネタ

れな子と真唯がプレイした「GEAR FIGHT」の元ネタは、『GUILTY GEARシリーズ』と『ストリートファイターシリーズ』だろう。


『GUILTY GEARシリーズ』はアークシステムワークスが開発している格闘ゲーム。セガから発売されている。生体兵器・GEARと呼ばれるものが登場する。2025年4月にアニメが放送された。ヨーヨーを使いこなす男の娘・ブリジッドをはじめ、魅力的なキャラクターが多数登場する。


『ストリートファイターシリーズ』はカプコンから発売されている格闘ゲーム。格闘ゲームのパイオニア的存在といったところか。ウメハラ氏・ときど氏など、有名なプロゲーマーが活躍するきっかけを生み出した。


キャラクターの元ネタとして、以下のものが頭に浮かんだ。


「GEAR FIGHT」の各キャラクターにおける元ネタ

(1)白鉢巻・赤いジャケットのキャラクター

『GUILTY GEARシリーズ』のソル・バッドガイと『ストリートファイターシリーズ』のリュウ


(2)剣を持った金髪のキャラクター

『GUILTY GEARシリーズ』のカイ・キスク


(3)青いシャツを着た灰色の髪のキャラクター

『ブレイブルーシリーズ』のラグナ=ザ=ブラッドエッジ(『ブレイブルーシリーズ』もアークスシステムワークスが開発した格闘ゲーム)


(4)ポニーテールの女性キャラクター

『GUILTY GEARシリーズ』の蔵土縁 紗夢(クラドベリ ジャム)


『ストリートファイターシリーズ』の春麗同様、中国拳法の使い手。


(5)れな子が操作した鎌を持ったキャラクター

『GUILTY GEARシリーズ』のテスタメント


(6)真唯が操作した剣を持った女性キャラクター

『Fate/unlimited codes』のセイバー



最後に

れな子と真唯のファーストキスが描かれた『わたなれ』2話。真唯のまさかの行動に戸惑いを隠せないれな子。密度の濃いラストの描写はインパクト抜群だった。すべてを持っていかれる…


れな子たちを大きく見せ、一つ一つのシーンをより印象的なものにしていたなと。れな子たちが動く姿を見てると、楽しくなる。繊細な心理描写もしっかり丁寧に描かれていて、恋愛描写に深みが増していた。作画も脚本も気合が入っているなと感じさせる。


こだわりが詰まっているアニメを見られること自体、本当に幸せだ。3話は一体どんな感じになるのか楽しみ。


参考資料

Amazonリンクはアフィリエイトリンクになります。


・『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』1巻

https://amzn.to/4lWaHkE


・『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』1巻(ヤングジャンプコミックス)

https://amzn.to/4lptq89


・X上で公開された『わたなれ』アニメ1話のあとがき

https://x.com/teren_mikami/status/1942259851612266908/photo/1


・アニメ公式サイト(2話のあらすじ)

https://www.watanare-anime.com/story/post-2


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